聴神経腫瘍の手術後の症状(顔面神経麻痺・めまい)と鍼灸|諦める前に知ってほしいこと

聴神経腫瘍手術後の後遺症|症状改善を諦める前に知ってほしいことをご紹介

「ある日突然、耳が聞こえにくくなった」 「めまいがひどく、まっすぐ歩けない」

『突発性難聴』を疑って受けたMRI検査で、思いがけず「聴神経腫瘍」と診断され、大きな衝撃を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

手術は成功したものの、

  • 「一過性」と言われた顔面神経麻痺がなかなか治らない…
  • 目を閉じると口元が引きつる、変な癖がついてしまった
  • ふらつきやバランスの悪さが取れない

このような「術後症状」に悩まされ、先の見えない不安を感じていませんか?

この記事は、長年にわたり聴神経腫瘍の術後症状と向き合ってきた専門家の立場から、あなたのその辛いお悩みに、鍼灸治療という新たな光を当てるために書いています。

聴神経腫瘍と「術後症状」の現実

聴神経腫瘍は、聴神経にできる良性の腫瘍です。多くの場合、腫瘍はゆっくりと成長するため、症状も徐々に現れます。しかし、ご経験された方の中には、腫瘍内で出血が起こり、突然発症する突発性難聴として見つかるケースも少なくありません。

手術は腫瘍を取り除くための最も重要な治療法ですが、神経が集中する繊細な部分であるため、様々な術後症状が現れる可能性があります。

「一過性」では終わらないこともある顔面神経麻痺

手術の際、医師から「一時的に顔面神経麻痺が出ることがありますが、一過性です」と説明されることが多いかもしれません。もちろん、時間と共に回復するケースも多くあります。

しかし、実際には**「外傷性顔面神経麻痺」として症状が残り、後遺症に移行してしまう**ケースも決して珍しくありません。

  • 病的共同運動: 麻痺が回復する過程で、神経が誤って繋がってしまう状態。「目を強く閉じると口角が引きつる」「食事をすると涙が出る(ワニの涙)」など、意図しない動きに悩まされます。
  • 顔の突っ張り・拘縮: 常に顔の筋肉がこわばり、引きつった感覚が続きます。自然な笑顔が作れず、精神的にも大きな苦痛となります。

再手術と、より深刻な後遺症のリスク

聴神経腫瘍は良性ですが、稀に増殖して再手術が必要になることがあります。二度目の手術では、周囲の組織との癒着がさらに進み、手術の難易度も上がります。

その結果、体のバランスを司る「小脳」を傷つけてしまうリスクも高まり、

  • 小脳性の運動麻痺(体の片側が動かしにくい)
  • 深刻なバランス感覚の障害 といった、より重い後遺症が残る可能性も出てきます。

その術後症状に、私たちの鍼灸治療ができること

「もうこれ以上は良くならないのか…」と諦めかけている方にこそ、私たちの鍼灸アプローチを知っていただきたいと思います。

薬や一般的なリハビリとは違う、専門的な鍼灸治療だからこそできることがあります。

1. 顔面神経麻痺・病的共同運動への精密アプローチ

麻痺や病的共同運動は、神経のダメージと筋肉の異常な緊張が複雑に絡み合って起こります。私たちは、神経の回復を促すツボと、異常に緊張している筋肉を的確に見つけ出し、一本一本の鍼で精密にアプローチします。これにより、神経の過剰な興奮を鎮め、筋肉のこわばりを和らげ、よりスムーズな表情の動きを取り戻すサポートをします。

2. 小脳性の運動麻痺・バランス障害への「鍼+リハビリ」

特に、再手術後などにみられる小脳性の運動麻痺やバランス障害に対して、私たちの長年の経験から非常に効果的な組み合わせがあります。

それは、鍼治療の直後に、専門的なリハビリを行うことです。

鍼治療によって、脳から筋肉への神経伝達を阻害している要因を取り除き、筋肉を動きやすい状態に整えます。その「最も効果が出やすいゴールデンタイム」にリハビリを行うことで、脳からの指令が体に届きやすくなり、回復のスピードと質を格段に高めることが期待できるのです。

【他院にはない独自のアプローチ】なぜ効果が期待できるのか?

「本当に自分の症状に効果があるのか?」そう思われるのは当然です。

私たちが自信を持って施術をご提供できるのには、明確な理由があります。それは、他の鍼灸院では行っていない、独自の客観的評価法を取り入れているからです。

その鍵は「サーモグラフィ」です。

麻痺の診断や、どこにアプローチすれば最も効果的かを判断するのは、熟練した施術者の感覚をもってしても非常に難しい課題です。

そこで私たちは、この課題を克服するためにサーモグラフィを活用します。

  • 麻痺を「目で見て」評価する: 顔面神経麻痺や運動麻痺が起きている部分は、血流が低下し、健常な部分に比べて体温が低くなります。サーモグラフィを使えば、その左右の温度差が色の違いとして、一目瞭然で可視化できます。
  • 治療効果の客観的な判定: 施術後に再度サーモグラフィで撮影し、血流が改善して体温が上昇しているかを確認します。これにより、治療が的確であったかを客観的に評価し、次回の施術計画をより精度高く立てることができるのです。

感覚だけに頼るのではなく、科学的な目で麻痺の状態を捉え、的確な治療を行う。 これが、私たちの鍼灸治療が多くの患者さんに変化をもたらしてきた大きな理由です。

諦める前に、あなたの症状を一度見せてください

聴神経腫瘍の術後症状は、ご本人にしかわからない、本当に辛いものです。

「一過性と言われたのに…」「再手術でさらに悪化してしまった…」 そんなやり場のない思いを、どうか一人で抱え込まないでください。

もし、あなたがこの記事を読んで、 「自分の麻痺の状態をサーモグラフィで見てみたい」 「鍼とリハビリの組み合わせを試してみたい」 と少しでも感じていただけたなら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。

無理に治療をおすすめすることはありません。まずはあなたの今のお悩みと症状をじっくりと伺い、サーモグラフィの情報も踏まえながら、どのような可能性があるのかを誠心誠意お話しさせていただきます。

その一歩が、あなたの未来を明るく照らすきっかけになることを、心から願っています。

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Profile

院長 / 吉池 弘明

頭の中は、つねに愛する家族と鍼治療のことでいっぱい。 耳鼻科疾患治療への探究心が強く、日々新たな治療法を模索する「はり・きゅうの日生まれ」62歳。 お医者様とは違った角度からの聴力検査と全身検査を取り入れ、のべ25万人を検査。 全国から来院する患者さんへの治療成果を上げている。

院長 / 吉池 弘明