「ふわふわする」「ぐるぐる回る」「クラッと倒れそうになる」――
めまいにはさまざまなタイプがあり、その原因も人によって異なります。
中には、脳梗塞などの重大な疾患が隠れているケースも。
この記事では、代表的なめまいの種類や症状別の特徴、見逃してはいけないサイン、そして耳鼻科で行われる科学的な検査について、わかりやすくご紹介します。
「自分のめまいはどこから来ているのか?」を知るための第一歩として、ぜひ最後までご覧ください。
第1章:めまいの種類とは?あなたの症状はどれ?
「めまい」と一口にいっても、感じ方は人それぞれ。「グルグル回る」「ふわふわする」「フラッとする」など、その表現には大きな違いがあります。実はこの“感じ方”が、原因や治療法を見極める重要な手がかりになるのです。
ここでは、あなたの“めまいのタイプ”を知ることで、適切な対処ができるよう、代表的なめまいの種類をわかりやすくご紹介します。
回転性めまい(ぐるぐる回る)
「天井が回って見える」「自分が回転している感じがする」というような“グルグル系”のめまいは、耳の奥にある『内耳(ないじ)』に原因があることが多く、医学的には「末梢性めまい」に分類されます。
代表的な疾患には以下のようなものがあります:
- 良性発作性頭位めまい症(BPPV)
寝返りを打ったり、頭を急に動かしたときに起きる、短時間のグルグルめまい。耳の中の“耳石”がはがれて半規管に入り込むことで起こります。 - Ménière(メニエール)病
めまいとともに「耳が詰まる」「耳鳴りがする」「聞こえづらい」といった症状がある場合、内リンパ液の異常によるメニエール病が疑われます。 - 前庭神経炎
突然の激しい回転性めまいが長時間続く。ウイルス感染によって、耳の神経が炎症を起こすことで発症します。
ポイント:
“グルグルする”+“耳の異常を感じる”場合は、耳の病気をまず疑いましょう。
浮動性めまい(ふわふわ・揺れている)
「足元がふわふわする」「地面が揺れているように感じる」——このような“ふわふわ系”のめまいは、脳の機能や自律神経の不調によって起こるケースが多く、「中枢性めまい」や「心因性めまい」の可能性があります。
代表的な原因には:
- 脳卒中の初期症状(特に小脳や脳幹の梗塞)
ふわふわ感と一緒に、ろれつが回らない・手足がしびれるなどの症状があれば即受診! - 自律神経の乱れ(ストレス・過労・不眠)
ストレスが溜まると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、体がうまく平衡を保てなくなります。 - 心因性めまい(不安・うつ状態に伴う)
明確な異常が見つからないのに、ふわふわ・フラフラが長引く場合は、心の状態が影響していることも。
ポイント:
耳の症状がないのに“ふわふわ”が長く続くなら、自律神経や脳の異常も視野に。
動揺性・立ちくらみタイプ(フラッとする)
「立ち上がるとクラッとする」「目の前が一瞬暗くなる」——こうした“フラッと系”のめまいは、血圧や循環に関連することが多く、「循環性めまい」と呼ばれます。
主な原因としては:
- 起立性低血圧
急に立ち上がったときに血圧が急低下して、脳に一時的に血液が届かなくなり、フラッとする。 - 神経調節性失神(NMS)
長時間の立ち仕事やストレスで自律神経が反応し、血圧や脈が一時的に低下。失神につながることも。 - 貧血・脱水・低血糖
血液の中身(酸素や糖)が不足して、脳が“ガス欠”状態になることも原因の一つです。
ポイント:
「立ち上がるとクラッとする」「よく倒れそうになる」という人は、血圧や血液の状態を確認しましょう。
危険な「中枢性めまい」の見分け方
次のような症状がある場合、「脳の病気(中枢性めまい)」が強く疑われます。すぐに医療機関を受診してください。
- めまいと同時に、手足のしびれ・言葉が出にくい・ろれつが回らない
- めまいと一緒に激しい頭痛がある
- 眼振(目の動き)が垂直方向や回旋している
- 立てない・歩けないほどのふらつきが急に起こる
特に注意が必要なのは高血圧・糖尿病・不整脈などの持病がある人。小脳や脳幹の梗塞・出血がめまいの初発症状であることも珍しくありません。
まとめ:自分の「タイプ」を知ることで、正しく対処を!
あなたの「めまい」は、どのタイプでしたか?
✅ グルグル → 内耳や耳石の異常?
✅ ふわふわ → ストレスや脳の不調?
✅ フラッと → 血圧・循環の問題?
正しくタイプを見極めることで、治療の方向性が変わります。
自己判断せず、必要な検査を受け、必要であれば専門治療を受けることが、改善への第一歩です。
第2章:それぞれのめまいに対する標準治療とは?
あなたのめまいがどのタイプか、なんとなく見えてきましたか?
でも、気になるのは「じゃあ、どうやって治すの?」ということですよね。
この章では、耳鼻科など保険医療機関で行われる「標準治療」を症状別にわかりやすくご紹介します。どこの病院でも、ある程度“共通した治療”が受けられるのが「標準治療」です。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
【グルグル系/頭を動かしたときに誘発】
標準治療:耳石置換法(エプリー法など)
耳の中で“浮いてしまった耳石”を、元の場所に戻すリハビリのような治療です。寝返り動作や頭の回転を一定の順番で行い、耳石を三半規管から排出します。
- 一般的に即効性があり、数回で改善する人も多数。
- 薬は使わないことも多いですが、吐き気が強い場合は制吐薬を併用。
注意点:
薬ではなく、頭の動きを調整する手技が中心。しっかり指導できる医師や施設が必要です。
Ménière病(メニエール病)
【グルグル+耳鳴り・耳詰まり・難聴が出たり消えたり】
標準治療:
- 薬物療法(betahistine、ATP製剤、イソソルビドなど)
- 生活指導(減塩、ストレス管理、規則正しい睡眠)
この病気の原因とされている「内耳の水ぶくれ(内リンパ水腫)」を軽減することを目的に治療が行われます。
- betahistine(メリスロン)は内耳の血流を改善。
- イソソルビドは利尿作用で水分代謝を調整。
- 抗不安薬や抗うつ薬が併用されることもあります。
注意点:
再発しやすいため、薬でコントロールしつつ、生活習慣の見直しも欠かせません。
前庭神経炎
【突然激しいめまいが続く/難聴なし】
標準治療:
- 点滴・薬物療法(ステロイド、抗めまい薬、制吐薬)
- 前庭リハビリテーション
ウイルスによる神経の炎症が原因と考えられており、めまいが数日〜1週間続くことがあります。
- ステロイド(メチルプレドニゾロン)が初期に使われることも。
- 症状が落ち着いたら、リハビリが重要(リハビリが不十分だと長引く傾向あり)。
注意点:
脳の病気(小脳梗塞など)との鑑別が難しいため、MRIなどの画像検査が行われることもあります。
心因性めまい(機能性めまい・PPPD含む)
【ふわふわする・検査で異常なし・ストレスや不安が背景に】
標準治療:
- 抗不安薬や抗うつ薬(SSRIなど)
- 認知行動療法やカウンセリング
- 前庭リハビリ
「どこも異常はない」と言われても、本人はつらく、仕事も日常生活もままならないことがあります。
- ストレスや不安が脳の“バランス感覚”を狂わせてしまう。
- 最近では「PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)」という診断名がつくことも。
注意点:
「気のせい」「気合いで治せ」は禁物。自律神経や脳のバランス調整がカギです。
脳梗塞・脳出血などの中枢性めまい
【ろれつが回らない・手足が動かしにくい・フラフラする】
標準治療:
- 急性期の脳血管治療(血栓溶解、抗血小板薬など)
- リハビリ、バランス訓練
- 転倒・嚥下・認知のケアも重要
特に小脳・脳幹の病変は、「耳の病気」とよく似た症状が出るため、見逃されやすい注意すべきタイプです。
- めまい+手足のしびれ、複視、呂律障害があれば即受診。
- MRIでの診断が決定打になります。
注意点:
「ただのめまいだと思ってた」が命取りになることも。高血圧・糖尿病のある方は特に注意。
その他(貧血・起立性低血圧・薬の副作用)
- 貧血 → 鉄剤や食生活の改善
- 起立性低血圧 → 水分摂取、昇圧剤、生活指導(急に立たない)
- 薬の副作用 → 処方薬の見直し
まとめ:標準治療は全国どこでも「共通の安心感」がある
めまいの標準治療は、「耳鼻科ならどこでも一定の診療が受けられる」という安心があります。でも――それで良くならない人も、実際は少なくありません。
なぜなら、標準治療には“限界”があるからです。
特に、薬だけで長期に改善が見られないケースや、「異常なし」と言われ続けている人は、別の角度からの評価や治療が必要なのです。
次章では、**「この症状にはこう対処する」**という実例を元に、特定のめまいの裏に隠れた疾患と、その治療法について、より深くご紹介します。
私たちの鍼灸院が選ばれる理由
「どこの鍼灸院でも、だいたい同じでしょ?」
そう思っていませんか?
実はそれ、大きな誤解です。
病院(保険医療機関)は全国どこでも同じ“標準治療”を提供しますが、鍼灸院は自由診療=院によって治療の質も方針も全く違うのです。
だからこそ――
「どこに行っても治らなかった」「もう薬は増やしたくない」と悩む患者さんが、最後にたどり着く場所として、私たちの鍼灸院が選ばれています。
■ 鍼灸+耳鼻科検査=“科学的”な鍼灸治療
私たちは、ただ“感覚的にツボに鍼を刺す”だけの施術は行っていません。
40年にわたり耳鼻科疾患に特化した鍼灸臨床を積み上げ、以下のような**“医学的な見える化”を組み込んだ検査・施術体制**を構築しています。
✅ 聴力検査・ティンパノメトリーで「耳の状態」を評価
▶ 医科でも使われる標準機器を導入
▶ メニエール病・耳管開放症・突発性難聴などの併発もチェック
✅ 耳管機能検査で「自分の声が響く・耳がこもる」の原因を可視化
▶ 開放性や狭窄性をその場で判定
▶ 薬で良くならなかった耳閉感の正体がわかります
✅ サーモグラフィで「自律神経の乱れ・ストレス部位」を視覚化
▶ 手足や顔の左右差から交感神経の過緊張を確認
▶ 首・肩・背中など“自覚のない緊張部位”を画像で発見できます
✅ 超音波エコーで「血流の異常」をリアルタイム観察
▶ 椎骨動脈や耳周囲の血流を観察
▶ 鍼施術前後での血流変化を記録し、治療の“効き目”が見える
✅ 治療するだけでなく「再発予防の動作・姿勢」まで徹底指導
▶ スマホ・デスクワーク姿勢がめまいの根源であることも
▶ 鍼灸×生活改善で、“揺れる体”を根本から安定化
■ 他の鍼灸院との決定的な違いとは?
比較項目 | 一般的な鍼灸院 | 当院(耳鼻科専門鍼灸) |
---|---|---|
聴力検査 | ❌なし | ✅対応(医科用機器使用) |
耳管機能検査 | ❌なし | ✅可能(開放/狭窄を診断) |
サーモグラフィ | ❌なし | ✅自律神経の可視化に使用 |
血流エコー | ❌なし | ✅耳周囲や頸動脈の血流を測定 |
耳鼻科の疾患知識 | 一般レベル | ✅めまい・難聴・耳鳴りに特化 |
施術内容 | ツボ刺激中心 | ✅自律神経×血流×構造調整 |
料金の透明性 | 院によって差あり | ✅事前説明あり/相談無料 |
→「ここまで診てくれる鍼灸院、他にありますか?」
■ 鍼灸だからできる、「薬に頼らない選択肢」
- 「もうこれ以上、薬を増やしたくない」
- 「内服で症状は抑えているけど、根本は治っていない気がする」
こうしたお悩みに、鍼灸は極めて有効な“出口治療”となりえます。
なぜなら鍼灸は、
✅ 自律神経にアプローチし
✅ 首や耳周囲の血流を改善し
✅ 体のセンサー(耳石・筋・皮膚)のバランスを整える
“総合的な調整法”だからです。
まとめ:ここにしかない「めまい専門の鍼灸」があります
✅ 耳鼻科と同レベルの検査ができる鍼灸院
✅ サーモグラフィ・エコーで自律神経・血流を“見える化”
✅ 自律神経・首・耳・脳のバランスを、鍼で根本から整える
✅ 薬に頼らない新しい選択肢を、丁寧な説明とともに提供します
他の鍼灸院との違いとは?知られていない真実
- 鍼灸院は保険医療機関ではない=どこでも同じ治療ではない
- 設備や治療技術、費用がまったく異なる
- 「どこに行っても一緒」では、むしろ危険
遠方からでも通う方が増えている理由
- 東京・大阪・新潟・群馬・千葉からの宿泊通院実績
- 無料送迎サービス
- 無料オンライン相談・メール相談にも対応
- 医療難民にならないために
もう一人で悩まないで。“最後の砦”としての鍼灸治療
- 薬に頼らない選択肢がある
- 自律神経の調整×循環改善で再発予防へ
- 科学的検査で見える“変化”が希望になる
- 「どこに行ってもダメだった」方へ伝えたい
当院までのルートを詳しく見る
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