「検査で異常はない」と言われたのに、ふらつきやクラッとする感じが続いていませんか?
特に30~50代の男性に多い“ストレス性めまい”は、自律神経の乱れや首の血流障害が隠れた原因となっていることがあります。
この記事では、男性特有の生活習慣や身体の使い方が引き起こすめまいの正体と、病院の標準治療では改善しなかった方に向けた再評価の重要性、そして鍼灸による科学的アプローチについて解説します。
第1章:この症状は要注意!特定のめまいの裏にある病気
「めまい=一時的なもの」と思って放置していませんか?
実は、めまいの“感じ方”や“一緒に出る症状”によっては、見逃してはいけない病気が隠れていることがあります。
「これ、私のことかも…」と思ったら、要注意。
この章では、**特定のめまいの“組み合わせ症状”**から見えてくる危険信号を、具体的に紹介します。
【1】「耳が詰まる・耳鳴り・難聴」+めまい → Ménière(メニエール)病かも
- めまいと同時に「耳がふさがる感じ」「低い音が聞こえない」「キーンと鳴る」
- 数十分〜数時間続くグルグルめまいが、何度も起こる
- 発作後、耳の聞こえが少しずつ悪くなっていく
これは典型的なメニエール病の症状です。
内耳の中にある「リンパ液」が増えすぎて水ぶくれのようになり、めまいや耳の異常を引き起こします。
放置すると、片耳の聴力を完全に失うリスクも。
発作が治まっても治療は続けてください。
【2】「寝返り」「頭を下に向けた」らぐるぐる → BPPV(良性発作性頭位めまい症)
- 朝、布団の中で寝返りを打ったとたんにグルグル回る
- 数十秒〜1分以内で治るが、毎回同じ動きで起きる
- 吐き気はあるが、耳の異常はなし
これは耳石がズレることで起こるBPPVが疑われます。
内耳の“センサー”に耳石が入り込み、頭を動かすたびに「誤作動」を起こしてめまいが生じます。
- 耳石置換法(エプリー法)でかなりの方が改善
- ただし、再発しやすいのが特徴。原因となる体のゆがみや血流の悪さも見直しましょう。
【3】「めまい」+「激しい頭痛・ろれつが回らない・手足のしびれ」→ 脳梗塞の可能性も
- フラフラする、ふわふわする、でも歩けないほどではない
- 同時に「言葉が出ない」「力が入らない」「強い頭痛」がある
- 60歳以上で高血圧・糖尿病・喫煙歴あり
このようなめまいは小脳や脳幹の脳梗塞や出血のサインかもしれません。
実際、救急外来でめまいを訴えて受診した人の約3%に脳卒中が見つかったという報告もあります。
- 「ただのめまい」と油断せず、MRI検査で脳のチェックを。
- 早期発見なら、命も機能も守れます。
【4】「姿勢を変えるとフラッと」→ 起立性低血圧か神経調節性失神かも
- 起き上がった瞬間にクラッとする
- 乗り物で立ち続けていたら気分が悪くなる
- 顔面蒼白・冷や汗・目の前が暗くなることも
これらの症状は自律神経の血圧調整機能がうまく働かないことが原因です。
- 「神経調節性失神(NMS)」や「起立性低血圧」は、自律神経が急に反応しすぎて、脳への血流が一時的に低下します。
- 多くは数秒〜1分で回復しますが、転倒やケガの原因になります。
生活指導や、昇圧剤などの内服で予防可能。
ストレス・睡眠不足・脱水なども関係しているので、日常のケアも重要です。
【5】「ふわふわ・どこも異常なし」→ ストレスや心因性の影響を疑うべき
- 検査では異常がないけれど、ずっとめまいが続く
- 周囲が「気のせいでは?」と言うけど、つらい
- 気圧や人混み・明るい場所で悪化する
このような症状は、最近注目されている「**PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)」**かもしれません。
これは、めまいをきっかけに自律神経や脳のバランス処理が過敏になり、ふらつきが慢性化してしまう病気です。
- 不安やうつ傾向が関係することも多く、脳が“めまいの記憶”を強く残してしまうのが原因。
- 内服治療に加え、前庭リハビリやカウンセリングが有効です。
「気のせい」ではありません。きちんと治療法があります。
まとめ:めまいの“背景”を見逃さないことが早期解決のカギ
✅ めまい+耳症状 → メニエール病?
✅ 頭を動かすと誘発 → BPPV?
✅ めまい+しびれ・呂律 → 脳の異常?
✅ 姿勢でフラッ → 血圧や自律神経のトラブル?
✅ どこも異常なし → ストレスや心因性?
症状を自己判断で放置するのは非常に危険です。
あなたのめまいの裏には、思いもよらない病気が隠れているかもしれません。
第2章:めまいを調べるには?耳鼻科で行う代表的な検査
「めまいで病院に行くと、どんな検査をされるの?」「脳の病気だったら怖い…」
そんな不安を抱えたまま、病院に行けずにいる方は少なくありません。
でも安心してください。耳鼻科では、めまいの原因を安全かつ科学的に調べるために、体にやさしく、痛みも少ない検査が中心です。
この章では、耳鼻咽喉科で実際に行われる代表的な検査と、それぞれの目的をわかりやすく紹介します。
① 聴力検査(ピーピー音を聞く検査)
目的:「耳の病気が関係しているか」を確認する
時間: 約10分/痛み: なし
めまいと関係の深い「内耳」のトラブルは、聴力に変化を与えることが多いです。
- メニエール病 → 低音が聞こえにくくなる
- 突発性難聴 → 急に聞こえなくなる
- 前庭神経炎 → 聴力は正常のまま
このように、聴力のパターンから「どの病気が関係しているか」をかなりの確率で推測できます。
② ティンパノメトリー(鼓膜の圧を調べる)
目的: 耳管の働きや中耳の状態を見る
時間: 数分/痛み: ほぼなし
耳と鼻をつなぐ「耳管」の働きが悪いと、平衡感覚にも悪影響を与えます。
- 鼓膜の動きが硬すぎる → 耳管狭窄や滲出性中耳炎の可能性
- 鼓膜が柔らかすぎる → 耳管開放症かも
めまい以外にも、「耳が詰まった感じ」「耳がポンと鳴る」「自分の声が響く」などの症状がある方におすすめです。
③ 耳管機能検査(自分の声が響く原因を探す)
目的: 耳と鼻の圧力バランスを測定
時間: 5〜10分/痛み: なし
耳管開放症や狭窄症があると、自分の声が頭に響いたり、耳の閉塞感が長引いたりします。
この検査では、あくびをしたり鼻をつまんで圧をかけたりして、耳の内圧変化を確認します。症状が出ていない時でも、異常が“見える化”されます。
④ 眼振検査(目の動きの異常を見る)
目的: めまいの“方向”を脳と耳どちらか見極める
時間: 約10分/痛み: なし(眩しいだけ)
めまいがあると、無意識に「目が揺れる(眼振)」という反応が起こります。
この眼振の方向や性質から、
- 中枢性(脳の異常)なのか
- 末梢性(耳の異常)なのか
を判別します。
Frenzel眼鏡という特殊なメガネを装着して、目の動きを詳しく観察します。眼振の有無・方向性は、めまい診断の決め手になる重要所見です。
⑤ vHIT(ビデオ頭部衝動試験)
目的: 三半規管の働き=「頭を動かした時のバランス」を調べる
時間: 約10〜15分/痛み: なし
近年、耳鼻科やめまい専門施設で多く導入されている検査です。
- 頭を素早く左右に振ってもらう
- 目の動きを専用ゴーグルで記録
- 平衡機能が正常なら、目は動かず一定の場所を見続ける
もし、目が“ずれて”しまったら、三半規管の機能が落ちている可能性あり。
BPPVや前庭神経炎の判定に非常に有用です。
⑥ VEMP検査(前庭誘発筋電位)
目的: 耳石器の働きを電気的にチェック
時間: 約20〜30分/痛み: なし(音が大きめ)
内耳の奥にある「耳石器(うせきき)」は、体の傾きや振動を感知する器官です。
この機能が壊れていると、姿勢が安定せず「ふわふわめまい」や転倒が起こりやすくなります。
VEMP検査は、大きな音を聞かせながら、顔や首の筋肉の電位変化を読み取り、耳石器がきちんと働いているかを評価します。
⑦ MRIやCT(脳の精密検査)
目的: 小脳・脳幹など、脳の異常を見逃さないため
時間: 15〜30分/痛み: なし
「フラフラするけど、耳に異常はない」「ろれつが回らない」「しびれがある」
そんな時には、脳卒中(脳梗塞・出血)や腫瘍などを除外するためにMRIが必要です。
特に、高血圧や糖尿病をお持ちの方は、早期発見・治療が命を左右することも。
まとめ:検査を受ければ「不安」が「安心」に変わる
✅ 聴力や鼓膜、耳石、目の動きまで多角的に評価
✅ 脳の異常やストレスの影響も“見える化”できる
✅ 正しい治療方針を立てるには、検査は必須
「異常なし」と言われても、実は“隠れた機能低下”がある場合もあります。
また、「どこの病院でも同じ検査をしてくれる」と思われがちですが、設備や検査の丁寧さには大きな差があります。
私たちの鍼灸院が選ばれる理由
- 40年の臨床経験+耳鼻科検査を併用
- 聴力・ティンパノメトリー・サーモグラフィ・エコーを活用
- 科学的な根拠に基づいたアプローチ
- ストレスと血流の可視化で“原因の見える化”を実現
他の鍼灸院との違いとは?知られていない真実
「近所にも鍼灸院はあるけど、通いやすい場所で選べばいいのかな…」
「どこの鍼灸院に行っても、同じ治療をしてもらえるでしょ?」
――それ、間違っています。
病院と違い、鍼灸院は自由診療です。
つまり、**設備も治療内容も、料金も、全て“院ごとに違う”**のが現実です。
あなたの大切な体。どこで治療を受けるかで、結果は大きく変わります。
■ 鍼灸院は「保険医療機関」ではありません
保険診療の医療機関(病院・クリニック)では、全国どこでも一定の治療が受けられます。
しかし、鍼灸院は保険適用外が基本。
だから――
観点 | 病院(耳鼻科) | 鍼灸院(一般) |
---|---|---|
診断の質 | 同一基準(標準治療・ガイドライン) | 院により異なる |
検査設備 | 高度な医療機器あり | 基本的に「検査なし」が多い |
施術内容 | 病名に基づいた薬や手技 | 経験則や感覚に頼るケースが多い |
再現性 | 全国どこでも同水準 | 技術・知識に大きな差がある |
治療費 | 一定(保険料金) | 院によって自由に決められる |
つまり、あなたがどこの鍼灸院に通うかで、検査も、治療方針も、得られる結果もまったく違うのです。
■ “なんとなく選んだ鍼灸院”では、めまいは治りません
めまいはとても繊細な症状で、耳・首・脳・血流・自律神経が複雑に関係しています。
それなのに――
- 「症状の説明をあまり聞いてくれなかった」
- 「ただツボに鍼を刺して終わり」
- 「検査も何もなく、どこが悪いのか分からない」
そんな経験をされた患者さまが、当院には多く転院されてきます。
■ 当院が他と違うのは、「再評価できる検査」があること
他の鍼灸院ではほぼ導入されていない、以下の医科レベルの検査機器をすべて使用可能です:
- ✅ 聴力検査(耳疾患の関与を正確に評価)
- ✅ ティンパノメトリー(耳管の開閉バランスを可視化)
- ✅ 耳管機能検査(声が響く・耳が詰まるなどの判定)
- ✅ サーモグラフィ(交感神経緊張の“画像診断”)
- ✅ 血流エコー(椎骨動脈や耳周囲の循環不全を確認)
これらの検査によって、「どこが悪いのか、どう治っていくのか」が明確に見えるようになります。
■ 自由診療の“デメリット”は、正しく選べば“最大の武器”に変わる
確かに、自由診療には「料金が高い」「どこも内容が違う」という不安がつきまといます。
でも裏を返せば――
保険診療ではできない「根本からの評価」と「時間をかけた個別対応」が可能ということ。
私たちはこの自由度を、患者さまのために最大限活用しています。
- ✅ 初回はじっくり問診・検査(平均60〜90分)
- ✅ 治療は症状の原因に合わせて完全オーダーメイド
- ✅ 毎回、状態を数値と画像で記録して経過を評価
- ✅ 効果が出ない場合は、施術方針を柔軟に変更可能
■ 実績が信頼に。遠方からも通われています
- 長野県内はもちろん、東京・埼玉・群馬・新潟・千葉・静岡・大阪・名古屋からも通院実績あり
- 遠方の方には無料送迎・宿泊相談にも対応
- 施術前の無料メール相談で、来院前に不安を解消
まとめ:「どこでも同じ鍼灸」ではありません
✅ 鍼灸院は自由診療=院によって治療の質も方針も異なる
✅ めまいには、耳・血流・自律神経の“多角的な視点”が必要
✅ 当院では、医科の検査と科学的な鍼灸で再評価が可能
✅ 他院で治らなかった方、最初から“違いの分かる鍼灸”を選んでください
遠方からでも通う方が増えている理由
- 東京・大阪・新潟・群馬・千葉からの宿泊通院実績
- 無料送迎サービス
- 無料オンライン相談・メール相談にも対応
- 医療難民にならないために
もう一人で悩まないで。“最後の砦”としての鍼灸治療
- 薬に頼らない選択肢がある
- 自律神経の調整×循環改善で再発予防へ
- 科学的検査で見える“変化”が希望になる
- 「どこに行ってもダメだった」方へ伝えたい
当院までのルートを詳しく見る
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