止まらない咳…それ、コロナ後遺症かも?原因・対策・鍼灸治療まで徹底解説

新型コロナウイルスに感染したあと、症状が回復したにもかかわらず「咳だけがいつまでも止まらない」というお悩みを抱えていませんか?
病院での検査では「異常なし」とされ、処方された薬も効果がなく、眠れない夜が続く…こうした「長引く咳」の背景には、コロナ後遺症が関係している可能性があります。
この記事では、咳が続く原因とそのメカニズム、医療機関での対処法に加え、当院で効果を上げている鍼灸治療の実際について、専門的かつわかりやすく解説いたします。

第1章:コロナ後遺症で咳が止まらない人が増えている理由

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行以来、「回復したはずなのに咳が続く」という患者が急増しています。
厚生労働省の報告によれば、**コロナ後遺症(いわゆるロングコビッド)**の中でも、咳の持続は代表的な症状の一つとされ、国内外で多数の事例が報告されています。
特に軽症で自宅療養した方でも、1~3ヶ月後に咳だけが残ることがあり、半年以上も咳に悩まされる方もいます。

第2章:どんな咳がコロナ後遺症に関係しているのか?

後遺症としての咳には、いくつかの特徴があります。

  • 乾いた咳(空咳)が長く続く
  • 痰がほとんど出ないのに咳が出る
  • 話したり笑ったりすると咳き込む
  • 喉の奥がヒリヒリするような違和感がある
  • 横になると咳が悪化する

このような咳は、通常の風邪や気管支炎とは異なり、神経の過敏性自律神経の不調が関与していると考えられています。

第3章:薬が効かないのはなぜ?

病院では咳止めやアレルギー薬、漢方薬などが処方されますが、「一時的にましになるだけ」「全く効かない」といった声が少なくありません。
これは、コロナ後遺症の咳が肺や気管の炎症によるものだけではなく神経系の不具合自律神経の乱れに関係しているため、従来の咳止めだけでは根本的な改善が難しいからです。

第4章:自律神経の乱れが咳を引き起こすしくみ

自律神経は、私たちの呼吸リズムや気道の緊張状態をコントロールする重要な神経ネットワークです。
新型コロナウイルスの影響で自律神経が乱れると、喉の粘膜や気道が過敏な状態になり、少しの刺激で咳が出るようになります。
また、交感神経の過緊張状態が続くと、身体全体が「防御反応」を起こしやすくなり、咳が慢性化してしまうのです。

第5章:体温異常と咳の意外な関係

当院では、咳の原因として「体表温の異常」にも注目しています。
自律神経は体温調整にも深く関与しており、その乱れは「体の冷え」や「熱のこもり」といった症状として現れます。
この温度異常が喉の粘膜の乾燥や過敏状態を引き起こし、結果として咳を誘発します。
当院では、赤外線サーモグラフィを活用して、咳の背後にある隠れた異常を可視化しています。

第6章:「異常なし」と診断された方へ

病院でCTやレントゲン、血液検査を受けても「異常なし」と言われた方へ。
それは構造的な異常がないだけであり、**機能的な問題(神経や自律神経の乱れ)**がある可能性は否定できません。
咳の原因が“目に見える病変”だけでない以上、鍼灸などの「機能回復アプローチ」も有効なのです。

第7章:鍼灸がコロナ後遺症の咳に効く理由

鍼灸治療は、体に優しい自然療法として知られており、自律神経の調整や神経過敏の改善において数々の実績があります。
特に当院では以下のような効果を目指しています:

  • 喉や気管の緊張緩和
  • 呼吸リズムの正常化
  • 咳反射の感度を下げる
  • 体温異常の是正
  • 免疫・修復力の活性化

薬に頼らず、身体の内側からバランスを整える治療法です。

第8章:当院の特長|パンデミック初期から咳の相談に対応

森上鍼灸整骨院(長野県須坂市)では、新型コロナウイルスのパンデミックが始まった当初から、咳が止まらないという患者様の相談に多数対応してきました。
コロナ後遺症という名称が社会に広まる前から、「感染後の咳」「病院で異常なしとされた咳」に取り組み、多くの症例を診てきた経験があります。
さらに、サーモグラフィによる温度分析+個別のツボ選定を組み合わせた治療プログラムにより、多くの患者様から「咳が軽くなった」「夜眠れるようになった」とのお声をいただいています。

第9章:ご自身でできる咳対策・セルフケア

以下は、ご自宅でできる簡単なケアです。

  • 冷たい飲み物を避け、常温または白湯を飲む
  • 加湿器を使って乾燥を防ぐ
  • 首まわりを冷やさない(就寝時のタオル巻きがおすすめ)
  • 就寝前の深呼吸・腹式呼吸で自律神経を安定させる
  • カフェインや喫煙を控える

ただし、これらはあくまで補助的対策であり、根本治療には専門的なアプローチが必要です。

第10章:咳が続いてつらい…でも、あきらめないでください

「こんなに長く咳が続くのはおかしい…」「薬も効かない…どうしたらいいの?」
そんな不安を抱えた患者様に、私たちは40年にわたり寄り添ってきました。
薬で改善しなかった咳でも、体の状態を整えることで回復できる可能性はあります。
当院では、メールでの無料相談も受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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Profile

院長 / 吉池 弘明

頭の中は、つねに愛する家族と鍼治療のことでいっぱい。 耳鼻科疾患治療への探究心が強く、日々新たな治療法を模索する「はり・きゅうの日生まれ」62歳。 お医者様とは違った角度からの聴力検査と全身検査を取り入れ、のべ25万人を検査。 全国から来院する患者さんへの治療成果を上げている。

院長 / 吉池 弘明