
突然、世界が回りだすような感覚、あるいはフワフワと雲の上を歩いているような心もとなさ。 「めまい」は、経験した人にしか分からない、非常に強い不安を伴う症状です。
「少し休めば治るだろうか?」 「このまま動いたら、もっとひどくなるのでは?」
そんな時、良かれと思って取った行動が、実は症状を長引かせたり、危険なサインを見逃す原因になったりすることがあります。
この記事では、医師や専門家が診断の基準とする**「めまい診察ガイドライン」**を参考に、めまいの時に本当に「やってはいけないこと」を、状況別に詳しく解説します。
まず、これだけは絶対に避けてください|危険なサインの見逃し
「やってはいけないこと」の中で最も重要なのは、「危険なめまい」のサインを「いつものめまい」だと思い込み、放置してしまうことです。
「めまい診察ガイドライン」では、めまいの原因を慎重に鑑別することの重要性が強調されています。 特に、脳の異常が原因の「中枢性めまい」は、迅速な対応が必要です。
以下の症状がめまいと同時に一つでも現れた場合は、安静にしつつも様子を見たりせず、直ちに救急要請か専門医療機関を受診してください。これは鍼灸院や整体院に行く段階ではありません。
- 激しい頭痛(今までに経験したことのないような痛み)
- ろれつが回らない、言葉が出にくい
- 物が二重に見える
- 手足に力が入らない、片側の手足がしびれる
- 意識が朦朧とする、意識を失う
これらのサインを見逃すことが、最も「やってはいけないこと」です。
【状況別】めまいの時にやってはいけないこと
危険なサインがないことを確認した上で、ご自身の状況に合わせて「やってはいけないこと」を見ていきましょう。
1. 急性期(グルグル・フワフワが強い時)にやってはいけないこと
× 自己判断で「回転性だから耳」「浮動性だから脳」と決めつける 「回転性めまいは末梢性(耳)が多いですが、脳血管障害でも回転性になることは少なくない」とガイドラインにも記載がある通り、めまいの種類だけで原因を特定することはできません。 安易な自己判断は、適切な初動を遅らせる原因になります。
× 暗い部屋でひたすら目を閉じて安静にしすぎる もちろん、症状が激しい時の安静は必要です。しかし、少し落ち着いてきたにも関わらず、過度に光や音を遮断し、全く動かずにいると、体の平衡機能が回復する機会を失ってしまいます。私たちの体は、視覚や体の感覚を使ってバランスの乱れを補正しようとします。その「リハビリ」の機会を完全に奪ってしまうのは逆効果になることがあります。
2. 亜急性・慢性期(症状が長引いている時)にやってはいけないこと
× 「めまいが怖いから」と、日常の動作を極端に避ける 「また、あのめまいが起きたらどうしよう…」という恐怖心から、首を動かしたり、歩いたり、少し複雑な動きをすることを避けていませんか? ガイドラインでは、平衡機能の回復を促す「前庭リハビリテーション」の重要性が述べられています。 動かないでいると、脳はバランスを取り戻すための学習ができず、かえって些細な刺激にも過敏になり、めまいが治りにくい体質になってしまいます。
× 薬だけで根本的に治そうと期待し続ける お薬は、辛い症状を緩和するために非常に有効です。しかし、ガイドラインによれば、一部の抗めまい薬は症状を抑制するエビデンスはあっても、平衡機能そのものを改善するエビデンスは十分ではないとされています。 つまり、薬はあくまで対症療法であり、「なぜ、あなたの体にめまいが起きるのか」という根本原因の解決には至らないケースが多いのです。薬を飲み続けても改善しない場合、アプローチを変える必要があります。
なぜ、それが「やってはいけないこと」なのか?
私たちの体の平衡は、「
内耳(前庭覚)」「目(視覚)」「手足の感覚(体性感覚)」の3つが情報を脳に送り、統合することで成り立っています。
めまいが起きるというのは、このうちのどこかにエラーが起き、情報が混乱している状態です。
- 過度な安静は、脳が視覚や体の感覚を使ってエラーを修正しようとする「学習の機会」を奪います。
- 恐怖による不動は、脳の学習を妨げ、体を守ろうとする防御反応が過剰になり、自律神経の乱れを助長します。
- 薬への過度な依存は、症状の根本にある「体の歪みによる血流の滞り」や「ストレスによる自律神経の緊張」といった問題を見過ごすことに繋がります。
あなたの「やってはいけないこと」は、他の人と同じとは限りません
ここまで一般的な「やってはいけないこと」を解説してきましたが、最も大切なのは、あなたの体の状態に合わせた、パーソナルな対策です。
例えば、
- 体の歪みが原因で**首周りの血流(椎骨動脈の循環)**が悪くなっている方は、「無理に首を動かすこと」が「やってはいけないこと」かもしれません。
- ストレスで自律神経の緊張がピークに達している方は、「カフェインやアルコールを摂取すること」が「やってはいけないこと」かもしれません。
しかし、ご自身の体の状態を正確に把握するのは、非常に難しいことです。
病院の検査では「異常なし」と言われた。薬を飲んでも良くならない。そんな八方塞がりの状況で、何をすべきで、何をやってはいけないのか分からず、不安な日々をお過ごしではないでしょうか。
もし、ご自身の状況が分からず、どうすれば良いか途方に暮れているのでしたら、一度私たち専門家にお話をお聞かせください。
私たちは、サーモグラフィやエコーといった独自の検査で、あなたのめまいの根本原因となっている血流や自律神経の状態を徹底的に分析します。
その上で、あなたの体にとって本当に**「やってはいけないこと」、そして「やるべきこと」**を明確にすることができます。
無理な勧誘は一切いたしません。あなたの長いトンネルに、一筋の光を照らすお手伝いができれば幸いです。
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