「この舌の痛み、どうやったら治るんだろう…」 「ブリッジ治療をしてから、なんだか舌がヒリヒリ痛い…」 「歯医者さんでは『問題ない』と言われたのに、痛みだけが続いている」
この記事は、そんな出口の見えない不安を抱え、本気で「舌痛症を治す方法」を探しているあなたのために書きました。
こんにちは。舌痛症の専門鍼灸院として、これまで多くの患者様と向き合ってきました。特に最近、**「歯科でブリッジやインプラント、義歯の治療を受けた後に舌が痛み出した」**という方が非常に多くご来院されます。
歯科では「治療は成功している」「噛み合わせも問題ない」と言われるにもかかわらず、痛みは消えない。その理由は、痛みの**「本当の原因」**が、歯や舌そのものではなく、別の場所にあるからです。
この記事では、ご自身でできるセルフケアから、専門家による根本治療まで、舌痛症を本気で治すための具体的な「5つのステップ」を、最新の症例も交えて詳しくご紹介します。
【要注意ケース】歯科治療(ブリッジ等)の後に始まる舌の痛み
なぜ、ブリッジなどの歯科治療がきっかけで舌痛症が始まるのでしょうか? それには、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。
- 噛み合わせの微細な変化と筋肉の緊張 ブリッジなどで噛み合わせが数ミクロンでも変化すると、体は無意識にそれに適応しようとします。その過程で、顎周りの筋肉(咀嚼筋)にこれまでなかった負担がかかり、異常な緊張を生み出すことがあります。
- 緊張の連鎖と血流の悪化 顎の緊張は、ドミノ倒しのように首、肩の筋肉へと伝わっていきます。特に首周りには、脳や顔面部に血液を送る椎骨動脈や自律神経が集中しています。この部分の筋肉が硬直し血流が悪化することで、舌を養う神経が酸欠・栄養不足に陥り、痛みやしびれを引き起こすのです。
- 精神的ストレスによる悪循環 「治療したのに痛い」「誰にも分かってもらえない」というストレスが、さらに自律神経の乱れを助長し、筋肉を硬直させ、痛みを増強させる…という負のスパイラルに陥ってしまいます。
つまり、歯科治療そのものが悪いのではなく、それに伴う「噛み合わせの変化」や「ストレス」が引き金となり、貴院の理論である「自律神経の乱れ」と「首周りの血流悪化」という火元に火をつけてしまうのです。
なぜあなたの舌痛症は治らない?本当の原因の再確認
上記の歯科治療後のケースも含め、舌痛症の根本原因は、
- 自律神経の乱れ
- 首周りを中心とした血流の悪化
この2つに集約されます。この大元にアプローチしない限り、いくら舌の治療をしても、根本的な解決には至りません。
舌痛症を根本から治すための5つのステップ
では、具体的に何をすればいいのか。遠回りのように見えて、これが最も確実な「治す方法」です。
【ステップ1】現状を正しく知る(セルフチェック)
(※このセクションは前回の記事と同様の内容です)
【ステップ2】悪化を防ぐセルフケアを始める(守りの治療)
(※このセクションは前回の記事と同様の内容です)
【ステップ3】一般的な治療法とその限界を理解する
(※このセクションは前回の記事と同様の内容です)
【ステップ4】痛みの火元を叩く(攻めの根本治療)
ここが最も重要なステップです。当院では、ブリッジ治療後のような複雑なケースに対しても、科学的根拠に基づいたアプローチで痛みの「火元」を直接叩きます。
- サーモグラフィによる原因の可視化 まず、サーモグラフィで体表温度を撮影します。歯科治療後の患者様の場合、**顎周りから首にかけて顕著な血行不良(青く表示される)**が見られることが多くあります。ご自身の痛みの原因が客観的なデータとして「見える化」されることで、多くの方が安心し、治療に前向きになられます。
- 椎骨動脈の拍動と自律神経への専門鍼灸 検査結果に基づき、痛みの根本原因となっている顎、首、肩のツボに鍼治療を行います。特に、噛み合わせの変化で緊張した筋肉を的確に緩め、脳と自律神経の中枢に血液を送る椎骨動脈周辺の血流を正常化することに重点を置いています。これにより、神経の過活動を鎮め、結果的に舌の痛みが改善していきます。
【ステップ5】良い状態を維持し、再発を防ぐ
(※このセクションは前回の記事と同様の内容です)
まとめ:諦めなければ、その痛みは改善できます
舌痛症、特に歯科治療の後に始まった原因不明の痛みは、決して「気のせい」ではありません。そこには、筋肉の緊張、血流の悪化、自律神経の乱れといった、明確な身体的メカニズムが存在します。
この記事でご紹介した5つのステップは、長年の痛みから解放されるための確かな道筋です。
「ブリッジを入れてからずっと痛い、私のことかもしれない」 「やっと原因がわかって、希望が持てた」
そう少しでも感じていただけたなら、ぜひ一人で悩まず、私たち専門家にご相談ください。あなたの「治したい」という切実な気持ちに、私たちは豊富な経験と実績で全力で応えます。