「ムンプス難聴になってから、ひどい肩こりや頭痛に悩まされている」 「子どもの姿勢が、なんだか傾いている気がする」 「めまいや耳鳴りが、耳の治療だけでは良くならない」
ムンプス難聴の後遺症は、単に「片耳が聞こえにくい」という問題だけにとどまりません。実は、多くの患者様が、原因不明と思われた体の不調を抱えて当院を訪れます。
こんにちは。長野県で40年間、難聴専門の鍼灸院を営んでおります。今日は、ムンプス難聴の後遺症として非常によく見られるにもかかわらず、ほとんど語られることのない**「片耳難聴と体の歪み(側弯)」**の隠れた関係についてお話しします。
なぜ、片耳難聴が「側弯」を引き起こすのか?
ムンプス難聴の多くは、片側の耳に強く症状が出ます。すると、人は無意識のうちに、よく聞こえる方の耳で音を聞こうとします。
- 聞こえる方の耳を、音のする方向へ向ける
- 電話をいつも同じ側の耳でとる
- 話を聞くときに、自然と首を傾けている
このわずかな「傾き」が毎日、何年にもわたって続くことで、体には何が起こるでしょうか?
まるで、いつも片方の肩だけで重いカバンを持っているのと同じです。体はバランスを取ろうとしますが、徐々にその傾きが当たり前になり、首の骨(頸椎)から背骨(胸椎・腰椎)にかけて歪みが生じ、体が側弯してしまうのです。
お子様の場合は体が柔軟な分、この影響が顕著に現れることも少なくありません。
体の歪みが引き起こす「つらい副症状」のドミノ倒し
そして、この体の歪みこそが、多くの患者様を悩ませる「第二のつらい後遺症」の根本原因となっています。
- 頑固な肩こり・首こり 常に傾いている首や肩周りの筋肉は過度に緊張し、血流が悪化。これが頑固なこりを生み出します。
- 緊張型頭痛 首周りの緊張は、頭部への血流も阻害し、締め付けられるような頭痛の原因となります。
- めまい・耳鳴りの悪化 頸椎の歪みは、脳や内耳への血流をつかさどる椎骨動脈の流れに影響を与えたり、自律神経を乱したりすることがあります。その結果、既存の耳鳴りがひどくなったり、ふわふわ・ぐるぐるするめまいが起きやすくなったりします。
これらの症状は、耳鼻科で耳だけを診てもらっても、なかなか改善が難しいケースが多いのです。
大丈夫ですか?お子様から感染したお父さん・お母さん
当院には、ムンプス難聴のお子様だけでなく、その親御さんも多く来院されます。全体の約2割は、お子様からおたふく風邪がうつり、ご自身がムンプス難聴になってしまったという大人の方です。
大人、特に子育て世代の方は、元々仕事や育児で体に疲労が蓄積していることが多いもの。そこに片耳難聴による体の歪みが加わることで、まるで「最後のひと押し」のように、急激に肩こりや頭痛、めまいといった症状が悪化する傾向があります。
「年のせいかな」「疲れているだけだろう」と見過ごされがちな不調の裏に、実はムンプス難聴が隠れているのです。
副症状にこそ鍼治療が効果的な理由
では、どうすれば良いのでしょうか。 私たちは、耳の聞こえそのものへのアプローチと同時に、不調の大元である「体の歪み」を整えることを重視しています。
私たちの鍼治療は、単にこっている筋肉をほぐすだけではありません。
- 全身のバランス調整: サーモグラフィやエコー検査で自律神経や血流の状態を把握し、体の歪みの根本原因となっている筋肉の緊張やこわばりを、的確な鍼で緩めていきます。
- 血流の改善: 特に首周り(頸椎)のバランスを整え、頭部や内耳への血流を促進します。
- 自律神経の安定: 鍼の刺激は、乱れがちな自律神経の働きを安定させ、心身ともにリラックスした状態に導きます。
このアプローチにより、体の中心軸が整い、結果として長年悩み続けた肩こり、頭痛、めまいといったつらい副症状が、驚くほど軽くなるケースは少なくありません。
諦める前に、ご相談ください
ムンプス難聴の後遺症は、聞こえの問題だけではありません。もし、あなたやあなたのお子様が、原因不明の肩こり、頭痛、めまい、体の歪みに悩んでいるのなら、それはムンプス難聴が引き起こした「副症状」かもしれません。
そのつらさ、一人で抱え込まないでください。 私たちは、あなたの体の声に耳を傾け、40年の経験と知識で、その苦しみを和らげるお手伝いができます。どうぞお気軽に、私たちにご相談ください。
森上鍼灸整骨院
- 住所: 〒382-0098 長野県須坂市塩川503-3
- 電話番号: 026-248-1057
- ウェブサイト: 治る力が目を覚ます/東洋医学
- 診療時間: 月曜・火曜・水曜・金曜 7:00~19:00 / 木曜・土曜・日曜 ・祭日 7:00~15:00(休診日:正月三が日)
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