「虫歯や歯周病がないのに、いつまでも続く歯の痛みや違和感――」
そのつらさ、誰にも理解されず、さらに孤独感や不安を深めていませんか?
でも、これは“あなたのせい”でも“気のせい”でもありません。
それは、「口腔心身症」や「歯科心身症」と呼ばれる、体と心がつながった心身症の一つです。この記事では、その理由から改善までを、やさしく丁寧に解説していきます。
第1章:口腔心身症と歯科心身症のちがい
まずは用語の整理です——
- 口腔心身症:口の中(歯・舌・顎)に痛みや違和感があるけれど、検査で異常が見つからない状態。
- 歯科心身症:とくに歯科治療(根管処置、抜歯、麻酔など)をきっかけに症状が出るタイプ。
原因の入り口が「口全体か、治療後の歯か」で異なるため、症状や治療アプローチにも違いがあります。
第2章:異常なしなのになぜ痛む?
検査では「異常なし」と言われても、痛みがずっと続くことがあります。
それは、実は脳の中で痛みを感じる回路が興奮しているからかもしれません。
この現象は「中枢性感作」と呼ばれ、特定の状況下で痛覚が増幅される仕組みです。
また、日本歯科医師会も「脳の中に痛みをコントロールする仕組みに異常が生じることがあり、それはストレスと関連する」と解説しています。
第3章:繊細で感じやすい=HSPとの関係性
特に印象深いのは、HSP(Highly Sensitive Person)の方に多く見られるという点。
音や雰囲気、体調変化に敏感であるがゆえに、歯科治療という刺激に過敏に反応しやすいのです。
それが、心と体にストレスとして残り、痛みにつながることもあります。
第4章:なぜ治療後に急に痛くなるのか?
麻酔や神経治療をきっかけに痛みが始まった方は非常に多いようです。
これらの処置が、脳にとっては“強い違和感の記憶”になるケースがあり、治療が終わってからも“痛みの記憶”が残って、痛みを再現してしまうのです。
第5章:再治療依存の危険性
「まだ痛いので再治療を…」と何度も通ううちに、
身体と脳の緊張はさらに高まり、逆に症状を強化してしまう負のループに。
ここから抜け出すには、「痛みの原因に寄り添い、理解を深めながら改善へと導く場所」が必要です。
第6章:薬だけじゃない、回復のあり方
精神科での処方(抗不安薬・抗うつ薬)は、確かに一時的な救いとなる場合があります。
しかし、長期になれば副作用や依存問題も気がかりです。
また、日本では「精神科に通う」ことへの社会的なハードルがあるため、
薬以外の方法──あなた自身の“脳や自律神経の仕組み”を整えるケアが求められています。
第7章:大脳基底核と自律神経の過敏性
最新の脳科学では、大脳基底核が自律神経を司る重要な部位として注目されています。
ここが興奮しすぎると、ちょっとした刺激でも痛みとして強く感じてしまうのです。
“痛みの回路”を鎮める鍵は、ここにあります。
第8章:鍼灸 – “やさしい脳のリセット”
当院では、サーモグラフィで体表面の温度を可視化し、
大脳基底核の興奮が関係する“身体の左右差”を観察します。
その後、科学的に導かれたツボに鍼を打つことで、交感神経の緊張を緩め、
“脳の痛み記憶”を自然にリセットしていきます。
鍼はただのリラクゼーションではなく、神経回路調整のアプローチなのです。
第9章:一般的な鍼灸との違いを理解しよう
リラクゼーションを目的とした鍼灸院では、
脳や自律神経レベルの調整は難しい場合があります。
本気で改善したいなら、設備や検査技術、専門性を備えた治療院を選んでください。
当院は40年以上の実績と科学的検査に裏付けされた治療で、
心と身体に優しく、効果を感じるケアを提供しています。
第10章:まずは“あなたの声”から始めましょう
「もう、誰もわかってくれないかもしれない」――
そんな声に、私たちは耳を傾けています。
まずは、初回カウンセリングや無料メール相談で、あなたの気持ちや症状の背景を丁寧にお聞きします。
そこから、心と体に優しい改善への第一歩を一緒に歩みましょう。
✅ まとめ
口腔心身症・歯科心身症は、外からは見えにくい、でも本当に苦しい痛みです。
脳や自律神経の仕組みを学び、薬に頼らない治療を選ぶことで、
きっとあなたの苦しさは軽くなっていきます。
「誰かにちゃんと聞いてほしい」「つらさを理解してほしい」と思うあなたに、
私たちはやさしく寄り添いながら、改善への道を一緒に歩んでいきたいと願っています。
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