突発性難聴の後遺症は治る?ステロイド治療後にすべき大切なこと

突発性難聴後遺症|ステロイド治療が終わったらすべき大切なことをご紹介

突発性難聴でステロイド治療や鼓室内注射を受けたけれど、聴力が完全には戻らず、つらい耳鳴りやふらつき、耳が詰まった感じ(耳閉感)に悩まされていませんか?

「もう聴力は固定した」 「これ以上は良くならない」
そう言われ、仕事や日常生活への不安を抱えながら、一人で途方に暮れているかもしれません。 この記事は、そんなあなたのために書きました。

なぜ標準的な治療で後遺症が残ってしまうのか、その本当の理由と、ステロイド治療が終わった「今だからこそ」やるべき大切なことについて、医学的な情報に基づき優しく解説します。

突発性難聴のより詳しい原因や症状については、以下のページで網羅的に解説しています。
突発性難聴とは?原因から治療法までを専門家が解説

突発性難聴の「後遺症」とは?

突発性難聴は、原因不明の感音難聴です。

発症から2週間程度は、軽度であれば自然に治ることもあります。多くの病院では、聴神経の炎症が原因の一つと考えられているため、まずは炎症を抑える「ステロイド治療」が行われます。

しかし、ステロイド治療で炎症が治まっても、すべての方が完全に回復するわけではありません。治療が一段落した後も、以下のような症状が残ってしまうことを「突発性難聴の後遺症」と呼びます。

聴覚補充現象: 特定の音(子供の声、ビニール袋の音など)が異常に響く、割れて聞こえる。

耳鳴り: 「キーン」「ジー」「ゴーッ」といった音が鳴り続ける。

めまい、ふらつき: 激しい回転性のめまいは治まっても、フワフワするようなふらつきが続く。

耳閉感: 耳に水が入ったような、詰まった感じが取れない。

なぜ、ステロイド治療の後も後遺症が残るのか?

免疫力の低下を招きやすいステロイドの副作用

ステロイドは、内耳の炎症を抑えるために非常に重要な薬です。しかし、その強力な作用と引き換えに、「体の回復力(自然治癒力)そのものを低下させてしまう」という側面も持っています。

ステロイドを多く使用すると、その影響で免疫力が低下したり、不眠や気分の落ち込み(うつ状態)といった神経症状が現れたりすることがあります。

その結果、体は「治ろうとする力」をうまく発揮できなくなり、聴力の回復が途中で止まってしまったり、後遺症が残りやすくなったりするのです。

ステロイド治療が終わった後は、血流を良くするとされるアデホスコーワや、神経の働きを助けるビタミン剤での治療が一般的ですが、これだけでは低下してしまった「自然治癒力」を元に戻すには不十分なケースも少なくありません。

後遺症が治らない人に共通する「体のサイン」

私たちは、長年にわたり、病院の治療で改善しなかった患者さんと向き合ってきました。その経験から、後遺症が治りにくい方には、耳だけでなく「全身」に共通する特徴があることを見出しました。

・梗塞体質(血流の滞り): 
突発性難聴は「耳梗塞」とも呼ばれるように、血流障害が大きく関係しています。特に「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎの温度が低い方は、血栓ができやすく、内耳への血流が滞りやすい「梗塞体質」である可能性が高いです。

・自律神経の乱れ(体の冷え・歪み): 
ストレスなどの影響で自律神経が乱れると、体の表面温度が異常に低下します。また、首や背骨に歪みがあると、内耳へ向かう大切な血管(椎骨動脈)が圧迫され、物理的に血流が悪化します。

これらの「体のサイン」が残っている限り、耳は回復に必要な酸素や栄養を受け取ることができず、後遺症が改善しにくい状態が続いてしまうのです。

ステロイド治療後に「本当にすべきこと」

突発性難聴のステロイド治療後は自然治癒力を高める入浴が大切

ステロイド治療が終わった今、最も大切なのは、低下してしまった「自然治癒力を高める」ことです。 そのために、ご自宅でもできるシンプルで効果的な方法が「温泉浴(入浴)」です。

体をしっかりと温め、「疲れたな」と感じるまで入浴してみてください。体が疲れると、私たちは夜、深く眠るようになります。この深い眠り(ノンレム睡眠)の間にこそ、体を修復するためのホルモン(成長ホルモン)が最も多く分泌され、全身の再生力が高まるのです。

まずは、薬に頼るのではなく、自分自身の体をいたわり、深く眠り、回復する力を取り戻すこと。これが、後遺症の改善に向けた何より大切な第一歩です。

なぜ、病院で治らなかった後遺症が改善するのか?

「もう聴力は固定したと言われた…」 「今さら何をしても無駄なのでは…」
そう不安に思われるかもしれません。しかし、諦めるのはまだ早いです。

私たち「森上鍼灸整骨院」は、長野県須坂市で40年以上にわたり、専門治療一筋で延べ110万人の患者さんと向き合ってきました。

その中でも「突発性難聴」は特に専門としており、これまでに標準治療で改善しなかった14万人を超える方々(後遺症に悩む方を含む)を診てきた実績があります。

私たちは、あなたの後遺症が治らない本当の理由を突き止めるため、耳だけでなく全身を詳細に検査します。

  • 医療用サーモグラフィ: 自律神経の乱れやストレス状態を体表温度で可視化します。
  • 循環器用エコー: 首や手足の血管を直接観察し、「梗塞体質」のサインがないか調べます。
  • モアレトポグラフィ: 血流を妨げる「体の歪み」をミリ単位で正確に測定します。
聴力検査、医療用サーモグラフィ、循環器用エコー、モアレトポグラフィ

これらの科学的検査で根本原因を特定し、低下してしまった「自然治癒力」を最大限に引き出すアプローチを行うことで、当院の治療を受けられた患者様の87.9%に何らかの改善が見られています。

実際に改善された方の声

耳鳴りが良くなり、ふらつきも減りました!


仮に聴力の回復が難しかったとしても、つらい耳鳴りやふらつき、耳閉感といった後遺症が改善し、日常生活を取り戻されている方は大勢いらっしゃいます。

後遺症のつらさは、ご本人にしか分かりません。一人で悩まず、ぜひ一度私たちにご相談ください。

当院の「突発性難聴の後遺症」に対する専門的なアプローチは、下記の専門ページで詳しく解説しています。
突発性難聴後遺症 専門ページはこちら

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Profile

院長 / 吉池 弘明

頭の中は、つねに愛する家族と鍼治療のことでいっぱい。 耳鼻科疾患治療への探究心が強く、日々新たな治療法を模索する「はり・きゅうの日生まれ」62歳。 お医者様とは違った角度からの聴力検査と全身検査を取り入れ、のべ25万人を検査。 全国から来院する患者さんへの治療成果を上げている。

院長 / 吉池 弘明