
ステロイド治療を終えたのに、聴力が完全には戻らない。
そればかりか、「キーン」という耳鳴りや、フワフワするめまい、耳が詰まった感じ(耳閉感)が続き、日常生活に大きな支障が出ている…。
突発性難聴の発症から時間が経ち、病院で「これ以上は治らない」と告げられ、不安や孤独感に苛まれていませんか?
この記事は、そんなつらい後遺症に悩むあなたのために書きました。 なぜ後遺症が残ってしまうのか、その本当の理由と、症状を軽減するためにご自身でできる実践的な方法、そして回復への「新たな視点」を分かりやすく解説します。
突発性難聴のより詳しい原因や症状については、以下のページで網羅的に解説しています。
→ 突発性難聴とは?原因から治療法までを専門家が解説
突発性難聴の「後遺症」とは?

突発性難聴は、突然片耳の聴力が低下する病気です。発症直後は、内耳の炎症を抑えるためにステロイド薬などを使った標準的な治療が行われます。
しかし、残念ながらすべての方が完全に回復するわけではなく、治療が終わった後も以下のような症状が残ってしまうことがあります。これが「突発性難聴の後遺症」です。
聴覚補充現象(聴覚過敏):
子供の声や食器の音など、特定の音が異常に響いたり、割れて聞こえたりする。
耳鳴り:
最も多い後遺症の一つ。音が聞こえにくくなった結果、脳が過剰に興奮し、実際には鳴っていない音(「キーン」「ジー」など)を認識してしまう状態。
めまい・ふらつき:
激しい回転性のめまいは治まっても、体がフワフワする、揺れるような感覚が慢性的に続く。
耳閉感:
耳に水が入ったような、膜が張ったような詰まった感覚。
なぜ、標準治療の後も後遺症が残るのか?
ステロイド治療は、発症直後の「炎症」を抑えるためには非常に重要です。 しかし、後遺症が残ってしまった場合、問題は「炎症」から「血流」へと移っています。
ステロイドで炎症は治まったとしても、聴覚に関わる細胞に十分な酸素や栄養を運ぶ「内耳の血流」が悪いままでは、傷ついた細胞は回復できません。
さらに、病院の治療で改善しなかった方には、耳だけでなく「全身」に回復を妨げる共通点が見られます。
1. 体の歪み(特に首)
首の骨や背骨が歪んでいると、その中を通って内耳や脳へ血液を送る大切な血管(椎骨動脈)が圧迫され、物理的に血流が悪くなっていることがあります。
2. 自律神経の乱れ(全身の冷え)
ストレスや不安は自律神経のバランスを乱し、血管を収縮させます。その結果、手足や耳の周りなど、体の末端が「冷え」、血流がさらに悪化するという悪循環に陥ります。
3. 梗塞体質(血流の滞り)
「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎのポンプ機能が低下し、全身の血流が滞りがちな「梗塞体質」になっていると、内耳のような細い血管は真っ先に影響を受けます。
つまり、つらい後遺症は、「耳だけの問題」ではなく、あなたの体全体が発している「血流不足のサイン」なのです。
後遺症の辛さを軽減するために、今できること

後遺症の改善で最も大切なのは、低下してしまった「自然治癒力」を最大限に高めることです。 その鍵は「血流の改善」と「自律神経を整える」ことにあります。
・体を温め、深く眠る
ステロイド治療が終わった後にまず試していただきたいのが、「温泉浴(入浴)」です。体を芯から温め、心地よい疲労を感じるまでリラックスしてください。 体が疲れると、夜は深く眠れるようになります。この深い眠り(ノンレム睡眠)の間に、体は傷ついた細胞を修復するためのホルモンを分泌し、再生力が高まります。
・ストレスを管理する
不安やイライラは、自律神経を乱し、血管を収縮させます。趣味に没頭する時間を作ったり、軽い散歩をしたりして、意識的にリラックスする時間を取りましょう。
・耳を過度に保護しすぎない
音が響くのが怖くて、常に耳栓をしている方がいます。しかし、過度な保護は、かえって脳を音に対して敏感にし、聴覚過敏や耳鳴りを悪化させる可能性があります。静かな環境で、好きな音楽を小さな音で聞くなど、脳に「安全な音」を届けるリハビリも大切です。
なぜ、病院で治らなかった後遺症が改善するのか?
「もう聴力は固定したと言われた…」 「この耳鳴りとは一生付き合っていくしかない…」そう不安に思われるかもしれません。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
私たち「森上鍼灸整骨院」は、長野県須坂市で40年以上にわたり、専門治療一筋で延べ110万人の患者さんと向き合ってきました。
その中でも「突発性難聴」は特に専門としており、これまでに標準治療で改善しなかった14万人を超える方々(後遺症に悩む方を含む)を診てきた実績があります。
私たちは、あなたの後遺症が治らない本当の理由を突き止めるため、耳だけでなく全身を詳細に検査します。
- 医療用サーモグラフィ: 自律神経の乱れやストレス状態を体表温度で可視化します。
- 循環器用エコー: 首や手足の血管を直接観察し、「梗塞体質」のサインがないか調べます。
- モアレトポグラフィ: 血流を妨げる「体の歪み」をミリ単位で正確に測定します。

これらの科学的検査で根本原因を特定し、低下してしまった「自然治癒力」を最大限に引き出すアプローチを行うことで、当院の治療を受けられた患者様の87.9%に何らかの改善が見られています。
実際に改善された方の声
耳鳴りが良くなり、ふらつきも減りました!
仮に聴力の回復が難しかったとしても、つらい耳鳴りやふらつき、耳閉感といった後遺症が改善し、日常生活を取り戻されている方は大勢いらっしゃいます。
後遺症のつらさは、ご本人にしか分かりません。一人で悩まず、ぜひ一度私たちにご相談ください。
当院の「突発性難聴の後遺症」に対する専門的なアプローチは、下記の専門ページで詳しく解説しています。
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