突発性難聴と仕事のストレス|対策と改善法

突発性難聴と仕事のストレスを改善する!効果的な方法を詳しく解説

突然の片耳の聞こえにくさ…
止まない耳鳴り…

突発性難聴と診断され、耳鼻咽喉科で治療を受けているものの、思うように聴力が戻らず、仕事に支障が出て悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。

特に、職場では周りの人に症状を理解してもらえず、精神的にも辛い思いをされているかもしれません。医師からは「これ以上は難しい」「あとは慣れるしかない」と言われ、不安や焦りを感じている方も少なくないでしょう。

この記事では、突発性難聴と仕事のストレスについて、そして耳鼻咽喉科の治療で改善が見られなかった場合に考えられる「体に隠れたサイン」について、分かりやすく解説していきます。

もしあなたが治療に対して前向きで、「なんとかしてこの状況を乗り越えたい」と真剣に考えているなら、この記事はきっとあなたの助けになるはずです。諦める前に、回復の可能性を一緒に探っていきましょう。

突発性難聴のより詳しい原因や症状については、以下のページで網羅的に解説しています。
突発性難聴とは?原因から治療法までを専門家が解説

※出典 全日本病院出版会 ENTONI No.183 「突発性難聴update」

仕事のストレスが突発性難聴の引き金に?

「仕事で大きなストレスがかかった後に、発症した気がする…」 そう感じる患者様は非常に多くいらっしゃいます。

実際のところ、突発性難聴の発症にストレスが関与している可能性は広く信じられていますが、まだ科学的に完全に証明されているわけではありません

しかし、突発性難聴を発症した患者様は、発症していない人と比べて、病気になるまでの期間にストレスとなる出来事をより多く経験していた、という研究結果があります

最近では、「Stress response 仮説」という考え方も提唱されています 。これは、仕事での過労や精神的なプレッシャーといった様々なストレスが引き金となり、体の中で警報が鳴るように、耳の内部で炎症を引き起こすスイッチが押されてしまう、というものです 。

必ずしもストレスだけが原因とは言えませんが、仕事上の負担が、あなたの体に何らかの影響を与えた可能性は否定できないのかもしれません。

【職場あるある】突発性難聴で仕事が「辛い」と感じる具体的な場面

突発性難聴の方が仕事をする時に感じやすいストレス

突発性難聴は片耳の難聴のため、日常生活に加えて、仕事の様々な場面で特有の困難さが生じます。

・音の方向が分からない
広いオフィスや工場、店舗など、複数人が同時に働く環境では、誰がどこで話しているのか、どこから音が鳴っているのかを瞬時に判断するのが難しくなります。「呼ばれたのに気づかなかった」「話にうまく入れない」といった経験から、職場にいること自体がストレスになってしまうことがあります。

・特定の音が頭に響いて辛い(聴覚補充現象)
電話の着信音、パソコンのサーバー音、換気扇の音、レジの操作音など、以前は気にならなかった職場の特定の音が、まるで頭の中で直接響くように大きく聞こえ、痛みすら感じることがあります。この症状は「聴覚補充現象」と呼ばれ、毎日続くことで心身ともに疲弊してしまう大きな原因となります。

・コミュニケーションでの精神的な疲労
会議の内容を聞き取るために、常に神経を張り巡らせていなければならなかったり、電話の相手に何度も聞き返してしまったり…。一つ一つの業務に以前の何倍もの集中力が必要となり、一日の終わりにはぐったりと疲れ果ててしまうことも少なくありません。

・「見えない障害」だからこその誤解
突発性難聴は、外見からは分かりません。そのため、あなたの辛さを周囲に理解してもらえず、「集中力がない」「無視をされた」と誤解されてしまうことも。人間関係のストレスが、さらに回復を遅らせる悪循環に陥ってしまうケースも多いのです。

回復のために、仕事との向き合い方で知っておきたいこと

突発性難聴の方が仕事のストレスを乗り越えるための対策

耳鼻咽喉科での治療と並行して、回復のためにご自身でできることもあります。

・「繰り返さない」の本当の意味
突発性難聴は「一度なったら繰り返さない」と言われることがあります。しかし、これは「良くなったり悪くなったりと聴力が変動しない」という意味合いが強く、ストレスや疲労が重なることで、聴力がさらに悪化する(再悪化する)可能性は十分にあります。決して油断せず、できる限り心と体を休ませ、ストレスのない状態で過ごすことが回復への一番の近道です。

・ストレスの悪循環を断ち切る
先ほど述べた「音が響いて辛い」という症状は、それ自体が大きなストレスになります。そして、ストレスは耳への血流を悪化させ、回復をさらに遅らせる原因になりかねません。騒がしい環境での業務が続く場合は、可能であれば一時的に業務内容を変更してもらったり、耳栓を活用したりするなど、意識的に音のストレスから耳を守ることが大切です。

耳鼻咽喉科で改善しないのはなぜ?体に隠れた3つのサイン

耳鼻咽喉科での標準的な治療は、突発性難聴に対して非常に重要です。しかし、中には十分な効果が得られない方がいらっしゃるのも事実です。それは、医師の治療が適切でなかったわけではなく、耳以外に、回復を妨げている「体の特徴(サイン)」が隠れているからかもしれません。

  1. 1.首や背骨の歪みによる「血流の滞り」
    体の土台である背骨や、それを支える首が歪んでいる(側弯している)と、耳や脳へ血液を送る大切な血管(椎骨動脈)が圧迫されてしまうことがあります。これでは、いくら耳の治療をしても、回復に必要な酸素や栄養が十分に届きません。
  2. 2.自律神経の乱れによる「体の冷え」
    自律神経は、血管の収縮・拡張をコントロールし、血流や体温を調整する重要な役割を担っています。仕事のストレスなどでこのバランスが乱れると、血管が収縮し、手足の先だけでなく、耳の周りの温度まで低下してしまいます。体が冷えている状態では、細胞の回復力も低下してしまいます。
  3. 3.ふくらはぎの温度低下=「梗塞体質」
    「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎは、全身の血流を心臓に送り返すポンプの役割があります。この部分の温度が低いということは、血流が悪く、血液がドロドロになりやすい「梗塞体質」であることを示唆します。耳の中の非常に細い血管では、このわずかな血流の悪さが回復の大きな妨げとなるのです。


これらのサインは、耳だけを診ていてもなかなか気づくことができません。あなたの回復が思うように進まないのは、こうした全身からの影響が関係しているのかもしれないのです。

【諦めるのはまだ早い】回復への道を、もう一度探しませんか?

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。 もしあなたが、「自分の体にも、当てはまることがあるかもしれない」と感じたなら、それは回復に向けた大きな一歩です。

私たち森上鍼灸整骨院は、長野県須坂市で40年間、突発性難聴の専門治療に取り組んできました。 これまでに診てきた突発性難聴の患者様は14万人にのぼり、そのすべてが、あなたと同じように耳鼻咽喉科の標準治療では改善が見られなかった方々です。

なぜ、私たちが多くの方々の回復をお手伝いできているのか。 それは、耳だけを診るのではなく、全身を精密に検査し、「回復を妨げている本当の原因」を突き止めることから治療を始めるからです。

当院では、一般的な聴力検査などに加え、

  • 医療用サーモグラフィ(全身の体表温度を測定し、自律神経の状態や冷えを可視化)
  • 循環器用エコー(血流の状態を評価)
  • モアレトポグラフィ(体の歪みをミリ単位で正確に把握) といった、専門的な検査機器を完備しています。

これらの検査によって、先ほどご説明した「体に隠れたサイン」を正確に見つけ出し、あなたのためだけの効果的な治療計画を立てることができるのです。

私たちの専門治療によって、実に87.9%の患者様に、聴力の回復や耳鳴りの軽減といった何らかの改善が見られています。

実際に改善された方の声

聴こえが良くなりました


「もう良くならないのかもしれない…」 そう諦めてしまう前に、一度、ご自身の体の状態を正確に知ることから始めてみませんか? 私たちは、あなたのその辛さや不安に心から寄り添い、豊富な経験と知識をもって、回復への道を全力でサポートします。

当院の「突発性難聴」に対する専門的なアプローチは、下記の専門ページで詳しく解説しています。
突発性難聴 専門ページはこちら

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Profile

副院長 / 吉池 美奈子

宮崎県の名門鍼灸一家に生まれる。 幼いころから鍼で風邪を治してもらうため、病院に連れていかれる友人をうらやましく思って育つ。 患者さんへの寄り添いを1番に大切にし、スタッフ育成と耳鼻科疾患治療に奔走する二児の母。

副院長 / 吉池 美奈子