
突然の聞こえにくさ、あきらめていませんか?
ある日突然、片方の耳が聞こえにくくなる「突発性難聴」。特にご高齢になってからこの症状に見舞われると、「もう年だから仕方ないのかもしれない…」と、ご本人だけでなく、ご家族も大きな不安を感じてしまうことでしょう。
実際に、病院の標準的な治療を受けても、残念ながら思うような回復が見られなかった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、どうかあきらめないでください。
このページは、そうした方々のために、回復への新たな視点をご提供する目的で作成しました。医学的な情報に基づきながら、なぜ思うように回復しなかったのか、そしてこれから聴力を取り戻すために何ができるのか、一緒に考えていきましょう。
そもそも「突発性難聴」とはどのような病気か、ご存知でしょうか? より詳しい原因や症状については、以下のページで網羅的に解説しています。まずはこちらをお読みいただくと、理解がより深まります。
→ 突発性難聴とは?原因から治療法までを専門家が解説
※出典 全日本病院出版会 ENTONI No.54 「突発性難聴」
まず知っておきたい「高齢者の突発性難聴」の基礎

突発性難聴について正しく理解することは、回復への第一歩です。医学的には、ご高齢者の突発性難聴にはいくつかの特徴があることがわかっています。
1. 高齢者の突発性難聴の特徴とは?
突発性難聴は50代から60代に発症のピークがあり、幅広い年代に起こる病気です 。その中でも、ご高齢の方には以下のような傾向が見られます。
- 予後が不良な傾向にある:若い世代に比べると、聴力が回復しにくい傾向があることが知られています 。
- 治療で改善しない「不変例」が増加する:治療を行っても聴力が変わらない「不変」と診断される方の割合が、年齢とともに高くなることが報告されています 。
- 軽度の症状が少ない:ご高齢の場合、もともと加齢による聴力低下があるため、発症した時点で症状が重くなりがちで、軽度の難聴と診断されるケースが少なくなります 。
これらの情報だけを見ると、不安に思われるかもしれません。しかし、大切なのは、ご高齢者の突発性難聴が「若い世代と本質的に違う病気ではない」ということです 。つまり、回復を妨げている原因を正しく見つけ出し、適切な対処ができれば、聴力が戻る可能性は十分にあるのです。
2. なぜ「早期治療」が重要なのか
突発性難聴の治療では、発症から2週間以内、できれば早い段階で治療を始めることが極めて重要だとされています。これは、耳の奥にある音を感じ取る細胞(有毛細胞)が、一度ダメージを受けると再生が難しいためです。
主な治療法としては、炎症を抑えるための「ステロイド薬」や、耳への血流を促す「循環改善薬」、細胞の働きを助ける「ビタミン剤」などが組み合わせて用いられます 。
3. 突発性難聴と生活習慣病
高齢者では、加齢そのものに加えて他の予後因子(循環障害、生活習慣病、動脈硬化、糖尿病など)が変化している可能性があります。そのため、単純に「年齢のせい」とは言えず、全身状態や基礎疾患を含めて考える必要があります。
特にご高齢の方に多い高血圧や糖尿病を持つ患者さんの割合が増加しており 、これらの基礎疾患が耳への血流を悪化させ、回復を妨げる一因となる可能性が考えられます。ステロイド治療は血糖値を上げる副作用があるため、糖尿病をお持ちの方への投与は特に慎重な判断が求められます 。
突発性難聴は、心と体の危険信号かもしれません

突発性難聴がもたらす影響は、聞こえの問題だけではありません。特にご高齢の方にとっては、心と体の両方に対する重要な警告であると私たちは考えています。
1. 認知症やうつ病のリスク
耳が聞こえにくくなると、会話についていけず、何度も聞き返すことが増えます 。ご家族に申し訳ないと感じたり、ご自身も煩わしさを感じたりすることから、次第に会話をあきらめてしまう…。このようなコミュニケーションの減少は、社会的な孤立を招き、心の元気を奪います 。脳への刺激が減ることも相まって、認知症やうつ病の発症リスクを高めてしまう可能性があるのです。
2. 脳梗塞や心筋梗塞への警告
突発性難聴の原因の一つとして「内耳の血流障害」が有力視されています 。耳の細い血管で血流が滞るということは、脳や心臓の血管でも同じようなことが起こりかねない、という体からの警告と捉えることもできます。特に、糖尿病や動脈硬化などの基礎疾患をお持ちの方は、そのリスクがさらに高まります。突発性難聴は、命に関わる重大な病気の引き金になる可能性を知らせるサインかもしれないのです。
なぜ、病院で治らなかった耳の悩みが改善するのか?
標準的な治療は非常に有効ですが、それでも回復が見られない方がいらっしゃるのはなぜでしょうか。
私たち「森上鍼灸整骨院」が40年以上にわたり、鍼灸治療一筋で延べ110万人の患者さんと向き合ってきた経験から、その原因は「耳」だけではなく「全身」にあると考えています。
その中でも「突発性難聴」は特に専門としており、これまでに14万人を超える方々を診てきた実績があります。
私たちの見解では、回復しにくい方には、首や背骨の「歪み」、自律神経の乱れによる「全身の冷え」、そして血栓ができやすい「梗塞体質」といった共通点があります。
治療前

治療後

回復への希望は「全身を正しく知る」ことから始まります
当院では、聴力検査などに加え、以下のような専門的な検査機器を導入し、お一人おひとりの体の状態を徹底的に調べています。
- 医療用サーモグラフィ: 全身の体温を可視化し、血流の悪い「冷え」の場所を特定します。
- モアレトポグラフィ: 体の表面の凹凸を等高線で映し出し、背骨の歪みをミリ単位で正確に把握します。
- 循環器用エコー: 首の血管の状態などを調べ、血流状態を確認します。
これらの検査で根本原因が明らかになれば、回復への道筋が見えてきます。 事実、当院の治療を受けられた患者様の87.9%に、何らかの改善が見られています。医学的に「発症から2週間を過ぎると自然治癒は難しくなる」と言われていますが、原因に正しくアプローチすれば、発症から3ヶ月程度は順調に回復していく方が多くいらっしゃいます。
実際に改善された方の声
諦めていた耳鳴りと音の響きが和らいだ
ご高齢者の突発性難聴は、ご本人もご家族も言葉にできないほどの不安を抱えていらっしゃることでしょう。一人で悩まず、まずは私たちにご相談ください。あなたの聞こえ、そして心からの笑顔を取り戻すために、全力でサポートさせていただきます。
当院の「突発性難聴」に対する専門的なアプローチは、下記の専門ページで詳しく解説しています。
→ 突発性難聴 専門ページはこちら
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