
ある日突然、片方の耳が聞こえにくくなる「突発性難聴」。
前触れもなく訪れる症状に、大きな不安を感じていることと思います。 病院で治療を受けたけれど、思うように良くならず、「このまま治らないのだろうか…」と一人で悩んでいませんか?
この記事では、突発性難聴とはどのような病気なのか、その原因や症状といった医学的な基礎知識を、誰にでもわかるように優しく解説します。
そして、なぜ病院の標準的な治療だけでは改善が難しいケースがあるのか、その背景にある「体に隠された本当の原因」についてもお話しします。
この記事が、あなたの不安を少しでも和らげ、希望を取り戻すきっかけになれば幸いです。
※出典 全日本病院出版会 ENTONI No.54 「突発性難聴」
金原出版 EBMからみた突発性難聴の臨床
そもそも「突発性難聴」とは?基本を知ろう
まず、突発性難聴がどのような病気なのか、基本的な3つの特徴を知っておきましょう。
- 突然、聞こえなくなる(突然発症)
「何月何日の何時ごろ、何をしていた時」とはっきり思い出せるほど、突然発症するのが最大の特徴です 。徐々に聞こえにくくなるのではなく、まさに「晴天の霹靂」のように起こります 。朝、目が覚めたときに聞こえなくなっていた、というケースも多く見られます 。 - 原因がはっきりしない(原因不明)
中耳炎や頭部のケガなど、明らかな原因がないのに発症します 。そのため、診断の際には、他の病気の可能性を一つひとつ除外していく必要があります 。 - 片方の耳に起こる感音難聴
原則として片方の耳だけに起こり、音を感じ取る内耳や、そこから脳へと音を伝える神経に障害が起こる「感音難聴」というタイプの難聴です 。
突発性難聴は決して珍しい病気ではなく、年間10万人に約27.5人が発症すると推定されています 。
以下のページでは、突発性難聴についてを網羅的に解説しています。
→ 突発性難聴とは?原因から治療法までを専門家が解説
発症しやすい年代と困りごと
突発性難聴は、働き盛りの40代〜60代に最も多く見られますが、どの年代でも発症する可能性があり、それぞれに特有の深刻な悩みがあります 。
- 小児の場合:幼いお子さんは症状をうまく伝えられず、発見が遅れがちになります 。また、成人に比べて重症化しやすく、聴力の回復も思わしくない傾向があるため、特に注意が必要です 。
- 働き盛りの世代の場合:会議や電話など、仕事上のコミュニケーションに大きな支障をきたします 。また、家族や友人との会話が楽しめなくなるなど、社会的な孤立感につながることも少なくありません 。
- 高齢者の場合:もともとの加齢による聞こえにくさに加え、突発性難聴を発症することで、生活の質が著しく低下します。また、他の年代に比べて治療しても聴力が改善しないケースが多いという厳しい現実があります 。
自然に治ることもあるのか
治療をしなくても聴力が回復する、いわゆる「自然治癒」の可能性があることが知られています 。研究によっては、治療をしなかった人の約4〜5割に聴力の改善が見られたという報告もあります 。
しかし、発症した時点で、自然に治るタイプなのか、治療が必要なタイプなのかを見分けることは誰にもできません。
自然治癒を期待して様子を見ている間に、治療に最も大切なタイミングを逃してしまう危険性があります。だからこそ、症状に気づいたら「すぐに専門家に相談する」ことが何よりも重要なのです。
これって突発性難聴?主な症状をチェック

突発性難聴の症状は、聞こえにくさ(難聴)という中心的な症状のほかに、いくつかの随伴症状があります。
中心となる症状:難聴
- 突然の高度な聞こえにくさ
伴いやすい副症状
- 耳鳴り
9割以上の患者さんが経験する、最も多い副症状です 。音の種類は「キーン」という澄んだ音よりも、「ゴーッ」「ザーッ」といった濁った低い音が特徴的です 。 - 耳閉塞感(耳が詰まった感じ)
約3分の2の患者さんが訴える症状です 。耳に水が入ったような、圧迫されるような感覚です。 - めまい
約3〜4割の患者さんに起こります 。ぐるぐる回るような回転性のめまいを経験する人もいますが、メニエール病のように繰り返し起こることはなく、一時的な場合がほとんどです 。吐き気を伴うこともあります。
※めまいを伴う場合、内耳のダメージが広範囲に及んでいる可能性があり、聴力の回復が思わしくない傾向があるため、特に注意が必要です 。
突発性難聴では「起こらない」症状
原則として、耳の痛み、耳だれ、頭痛、発熱、手足の麻痺といった症状は伴いません 。もしこれらの症状がある場合は、他の病気の可能性が考えられます。
なぜ起こるの?突発性難聴の2大原因説

残念ながら、現代の医学でも突発性難聴の明確な原因は解明されていません。しかし、主に2つの説が有力視されています。
- ウイルス感染説
内耳にウイルスが感染し、炎症を起こすことで聴覚に関わる細胞がダメージを受けるという考え方です。 - 内耳循環障害説(血流の悪化)
内耳の最も奥にある「蝸牛(かぎゅう)」という器官へ血液を送る血管が詰まったり、血流が悪くなったりして、細胞が機能不全に陥るという考え方です。
特に、突発性難聴の原因として「内耳循環障害説」は有力な説の一つと考えられています。これは、内耳の最も奥にある「蝸 especialistas」という器官へ血液を送る血管が詰まったり、血流が悪くなったりして、細胞が機能不全に陥るという考え方です 。
※明け方や食後30分~1時間後は、血流が滞りやすく、突発性難聴が発症しやすい危険な時間帯です。
なぜ、病院の治療で良くならないことがあるの?
病院(耳鼻咽喉科)では、主にステロイド薬や血流改善薬、ビタミン剤などを用いた標準的な治療が行われます 。これらの治療で多くの方が改善しますが、残念ながら十分な効果が得られない方も少なくありません。
私たちは、そのような方々には体に隠された共通の特徴があることを見出しました。それは、内耳だけの問題ではなく、全身の「血流」と「自律神経」に関わる、より根深い原因です。
- 体のゆがみと血流の問題
首の骨や背骨に「側弯」と呼ばれるゆがみがあり、それによって耳や脳へ血液を送る大切な血管(椎骨動脈)が圧迫され、慢性的に血流が悪くなっている方が非常に多いです。 - 自律神経の乱れと「冷え」
自律神経のバランスが乱れ、体の表面温度が低くなっている、いわゆる「冷え」の状態が見られます。体が冷えると血管は収縮し、さらに血流を悪化させます。 - 梗塞体質(ふくらはぎの冷え)
「第二の心臓」とも呼ばれるふくらはぎの筋肉のポンプ機能が弱り、全身の血流が滞りがちになる「梗塞体質」の方がほとんどです。
病院の治療は、主に内耳で起きている「炎症」や「血流障害」に対する応急処置のようなものです。しかし、その背景に上記のような全身の構造的な問題や体質が隠れていると、薬の効果が十分に行き渡らず、回復が妨げられてしまうのです。
突発性難聴と診断されたら知っておきたいこと
最後に、今後のためにぜひ知っておいていただきたい大切なポイントをお伝えします。
- ストレスの影響に注意
ストレスは自律神経を乱し、血管を痙攣させて血流を悪化させます。特に、悩みや不安といった悪いストレス(ネガティブなストレス)は、症状を悪化させる引き金になりやすいので、できるだけ心穏やかに過ごすことを心がけましょう。 - 2週間過ぎても、諦めないで
一般的に「発症から2週間が経過すると回復が難しくなる」と言われています 。確かに、体の自然治癒力はその時期を境に低下する傾向にあります。 しかし、諦めるのはまだ早いです。当院に来られる患者さんのほとんどは、発症から1か月以上経過した方々ですが、体に隠れた根本的な原因を見つけ、そこへアプローチすることで、多くの方が改善を実感されています。
なぜ、病院で治らなかった耳の悩みが改善するのか?
耳鼻科で「これ以上は良くならない」「聴力は固定した」と言われ、途方に暮れていませんか?
一般的に「発症から2週間が経過すると回復が難しくなる」と言われますが、諦めるのはまだ早いです。
私たち「森上鍼灸整骨院」は、長野県須坂市で40年以上にわたり、専門治療一筋で延べ110万人の患者さんと向き合ってきました。
その中でも「突発性難聴」は特に専門としており、これまでに標準治療で改善しなかった14万人を超える方々を診てきた実績があります。
その経験から、あなたの回復を妨げている「本当の原因」を突き止めるため、当院では聴力検査はもちろん、以下の専門的な検査を行います。
- 医療用サーモグラフィ: 全身の体温を可視化し、自律神経の乱れによる「冷え」を特定します。
- 循環器用エコー: 首の血管などを調べ、血流の状態を直接確認します。
- モアレトポグラフィ: 体の表面の凹凸を映し出し、血流を妨げる「体の歪み」を正確に把握します。
治療前

治療後

これらの科学的検査で根本原因を特定し、一人ひとりに合わせた最適な改善プランをご提案することで、当院の治療を受けられた患者様の87.9%に何らかの改善が見られています。
実際に改善された方の声
治らない原因が分かり、納得して治療を受けられた
あなたのその耳、まだ諦める必要はありません。 もし少しでも希望を持ちたいと思われたなら、まずは私たちにあなたの声を聞かせてください。
当院の「突発性難聴」に対する専門的なアプローチは、下記の専門ページで詳しく解説しています。
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